この記事は「会社設立のおすすめランキングを見ても、結局どれが自分に合うのか決められない」人に向けて書いています
会社設立のおすすめを検索すると、上位に並ぶサービスはどのサイトでもだいたい同じです。ところが順位の付け方が書かれていないため、なぜその並びなのかが読み取れません。手数料0円をうたうクラウドサービスと、顧問契約を前提に0円にする税理士法人が同じ表に並んでいることもあります。
そこでこのランキングでは、点数の付け方を先に決めました。代行手数料・実費込みの総額・電子定款の対応・利用条件のゆるさ・対応範囲・登記までの日数の6つを各10点、合計60点満点で採点し、点数の高い順に並べています。点数の根拠になった料金と条件は、各社の公式サイトを実際に開いて確認できたものだけを書きました。確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし」と正直に書いています。
総合1位を押しつけるつもりはありません。会社設立でおすすめになる依頼先は、一人社長なのか、副業からの法人化なのか、とにかく早く登記したいのか、設立後の税務まで任せたいのかで入れ替わります。最後の章に事情別の比較を置いたので、そちらもあわせて読んでください。
この記事は2026年8月時点で確認できた内容をもとにしています。金額や制度は変わることがあるため、実際の手続きの前に一次情報でご確認ください。
会社設立のおすすめランキングを、6つの軸で採点しました

会社設立のおすすめを比較するとき、いちばん困るのは「何をもって良いとしているのか」が書かれていないことです。この記事では先に採点の物差しを決めました。次の6つを各10点、合計60点満点で採点しています。
この6軸にした理由は単純で、会社設立でつまずくのはたいてい「思っていた金額と違った」か「条件を読み落としていた」のどちらかだからです。手数料の安さだけを並べたランキングでは、その二つを避けられません。

この記事の順位について
順位は当サイトの調査基準による評価です。掲載している料金・条件は2026年8月時点で各社の公式サイトに表示されていた内容で、確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし」と書いています。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
出典消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
会社設立おすすめランキング|総合の順位と採点表

6軸で採点した結果が次の表です。順位は合計点から自動で並べているので、書き手の好みは入っていません。上位に来たのは、手数料が明朗で、利用条件に縛りが少なく、登記までの日数まで公式サイトに書いてあるサービスでした。
| 順位・サービス | 代行手数料 | 実費込みの総額 | 電子定款の対応 | 利用条件のゆるさ | 対応範囲 | 登記までの日数 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 会社法人センター | 9 / 10 | 10 / 10 | 10 / 10 | 10 / 10 | 6 / 10 | 9 / 10 | 54 / 60 |
| 2位 会社設立サポート事務局 | 7 / 10 | 10 / 10 | 10 / 10 | 10 / 10 | 7 / 10 | 8 / 10 | 52 / 60 |
| 3位 税理士法人経営サポートプラスアルファ | 10 / 10 | 7 / 10 | 9 / 10 | 4 / 10 | 9 / 10 | 10 / 10 | 49 / 60 |
| 4位 ベンチャーサポート税理士法人 | 10 / 10 | 7 / 10 | 9 / 10 | 3 / 10 | 10 / 10 | 8 / 10 | 47 / 60 |
| 5位 会社設立完全代行ネットテラス | 8 / 10 | 9 / 10 | 10 / 10 | 10 / 10 | 5 / 10 | 5 / 10 | 47 / 60 |
| 6位 freee会社設立 | 10 / 10 | 8 / 10 | 8 / 10 | 6 / 10 | 7 / 10 | 6 / 10 | 45 / 60 |
| 7位 行政書士しのはら事務所 | 9 / 10 | 5 / 10 | 10 / 10 | 8 / 10 | 3 / 10 | 10 / 10 | 45 / 60 |
| 8位 マネーフォワード クラウド会社設立 | 10 / 10 | 8 / 10 | 8 / 10 | 6 / 10 | 7 / 10 | 5 / 10 | 44 / 60 |
この表に出しているのは、採点した20社のうち合計点の高い上位8社です。残りの12社を含めた全社の料金と条件は、この記事の各章の比較表と、同じカテゴリーの別の記事で扱っています。
1位になった会社法人経由の設立代行が高い評価になったのは、代行手数料が数千円台と明朗で、なおかつ会計ソフトや税理士の契約が条件になっていないためです。多くの「0円」サービスは何らかの契約とセットですが、この形は設立の手続きだけを切り出して頼める点が他と違います。ただし設立後の税務は範囲外なので、そこは自分で手当てする必要があります。
上位と下位を分けたところ
- 「0円」に条件が付いているかどうか。条件が重いほど利用条件の点は下がります。
- 登記までの日数が公式サイトに書いてあるかどうか。書いていないものは中位で据え置いています。
- 設立後の税務・労務まで見るかどうか。ここが広いと対応範囲の点が上がります。
そもそも会社設立にいくらかかるのか|実費の内訳を先に押さえる

ランキングを読む前に、会社設立の実費を押さえておいてください。代行手数料が0円でも、国に納めるお金と公証人に払うお金は残ります。ここを分けて考えないと、比較しても金額の差が見えません。

登録免許税は、株式会社が資本金の額×0.7%。15万円に満たないときは1件につき15万円、合同会社が資本金の額×0.7%。6万円に満たないときは1件につき6万円です。定款認証の手数料は資本金100万円未満で3万円ですが、2024年12月1日から、発起人全員が自然人で3人以下・発起設立・取締役会を置かない場合は1万5,000円に下がりました。一人で会社設立をする人はこの要件に当てはまることが多いので、見積もりを取るときに確認してみてください。
ここに書いた金額は2026年8月時点で確認できたものです。制度は変わることがあるため、実際の手続きの前に法務局と公証役場の案内をご確認ください。
出典日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」
「手数料0円」の中身を比較する|条件を読み落とさないために

会社設立のおすすめとして紹介されるサービスの多くは「手数料0円」をうたっています。ただし0円の意味は同じではありません。ツールの利用料が0円なのか、代行の報酬が0円なのか、そして0円にするために何かの契約が要るのか。この3点で分けて読むと、比較がぶれなくなります。
| サービス | 代行手数料 | 電子定款 | 利用条件 | 登記までの日数 |
|---|---|---|---|---|
| 税理士法人経営サポートプラスアルファ 経営サポートプラスアルファ/税理士法人 | 代行費用 実質0円(設立後の顧問契約が前提。顧問料 月額22,000円) | 対応。グループ内の司法書士が行い、印紙代4万円が不要 | 設立後の顧問契約が前提 | 最短1日、通常は1週間程度 |
| ベンチャーサポート税理士法人 ベンチャーサポートグループ/税理士法人 | 設立後の税理士顧問契約(月額3万円前後)とセットなら、行政書士・司法書士の手続き代行手数料は0円 | 対応。収入印紙4万円が不要 | 手数料0円は設立後の顧問契約とセットの場合。設立のみの依頼可否は公式サイトに記載なし | 登記申請まで5営業日ほど |
| freee会社設立 freee株式会社/クラウドツール | 利用料金0円 | 対応。行政書士への委任契約で費用が発生し、freee会計の年間契約で5,000円分を負担 | 電子定款費用の負担を受けるにはfreee会計の年間契約が必要 | 株式会社は約2週間、合同会社は1〜2週間程度 |
| マネーフォワード クラウド会社設立 株式会社マネーフォワード/クラウドツール | サービス利用料0円 | 対応。通常5,000円、マネーフォワード クラウドの有料プラン契約で無料 | 電子定款を無料にするには有料プラン(ひとり法人・スモールビジネス・ビジネス)の契約が必要 | 公式サイトに記載なし |
| 弥生のかんたん会社設立 弥生株式会社/クラウドツール | 登録および書類作成は無料 | 対応。専門家による電子定款作成5,000円またはオンライン申請のシステム利用料5,000円。弥生会計 Nextの年契約で5,000円分を負担 | 登記まで一貫して同サービスを使う必要がある。途中からの利用は不可。株式会社・合同会社のみ | 株式会社は1〜3週間程度、合同会社は1〜2週間程度 |
| 会計事務所SoVa 株式会社SoVa/税理士法人・バックオフィス代行 | 顧問契約により会社設立のサポートが0円 | 対応。電子定款認証を行政書士と連携して代行と公式サイトに記載。収入印紙4万円の扱いは公式サイトに記載なし | 顧問契約が前提(設立後の継続サポートと合わせて依頼すると設立サポート費用0円)。月額29,800円〜(税抜)。特殊な業種・組織形態は事前相談 | 最短2週間で登記完了が可能と記載(書類準備の速さにより変動) |
0円の表示を見たときに確かめる3つのこと
- 0円なのは何の費用か。ツール利用料か、代行報酬か、電子定款の作成費か。
- 0円にするための条件は何か。会計ソフトの年間契約か、設立後の顧問契約か。
- 条件を満たさなかった場合はいくらになるのか。解約したときの扱いはどうか。
顧問契約が前提のサービスの読み方
税理士法人の「設立手数料0円」は、設立後の顧問契約とセットであることが多い形です。顧問料が月額2万円台から3万円前後だとすると、1年で24万円から36万円になります。設立の手数料だけを比べると安く見えますが、1年分の顧問料まで含めた金額で比較すると印象が変わります。もっとも、設立後の記帳や申告を自分でやらずに済むと考えれば、その金額に見合うこともあります。
出典国税庁「No.7141 印紙税額の一覧表(その2)第5号文書から第20号文書まで」
電子定款に対応しているか|収入印紙4万円が分かれ目

会社設立の費用でいちばん分かりやすく差が出るのが、定款を紙で作るか電子で作るかです。紙の定款は印紙税法の第6号文書にあたり、収入印紙が4万円必要になります。電子定款にすればこの4万円がかかりません。会社設立のおすすめを比較するときは、まず電子定款に対応しているかを見てください。

ただし、電子定款を自分で作るにはマイナンバーカードやICカードリーダー、電子署名のソフトが必要です。一度きりの会社設立のためにこれをそろえると、4万円の節約分が機材代で相殺されることもあります。そのため多くのサービスは、提携する行政書士に電子定款の作成を委任する形をとっています。
電子定款まわりで確認したいこと
- 電子定款の作成が基本料金に含まれているか、別料金か。
- 別料金の場合はいくらか。会計ソフトの契約で負担してもらえるのか。
- 合同会社でも電子定款に対応しているか。
- 自分で作る場合に必要な機材をすでに持っているか。
会社設立から登記までの日数を比較する

取引先との契約や許認可の都合で設立日を動かせない場合、日数はおすすめを決める大きな材料になります。ただし「最短」は条件がそろったときの数字なので、余裕をみておくのが安全です。

日数の記載がないサービスも多く、その場合はこの記事の採点では中位に据え置いています。記載がないことをもって遅いと決めつけないためです。急いでいるなら、問い合わせの段階で「いつまでに登記できるか」を直接聞くのが確実でしょう。

あなたに合うのはどれか|事情別のおすすめ

ここまでの比較を、よくある4つの事情に当てはめて整理します。会社設立のおすすめは、あなたが何に困っているかで入れ替わります。
採点の見方:手数料が数千円台で条件の縛りが明記されていない点を高く評価。設立後の税務までは含まない(2026-08-22 時点で公式サイトに表示されていた内容)
採点の見方:日数と対応範囲は高いが、顧問契約が前提のぶん利用条件は低い(2026-08-22 時点で公式サイトに表示されていた内容)
採点の見方:ツール自体は0円。電子定款の負担は会計ソフトの年間契約が条件(2026-08-22 時点で公式サイトに表示されていた内容)
採点の見方:代行費用が一切かからない一方、自分で操作する前提。稼働状況の告知に注意(2026-08-22 時点で公式サイトに表示されていた内容)
どれが自分に合うか決めきれないときは、費用と条件を一度まとめて相談してみてください。
無料で相談してみる※ 弊社調べによるものです。掲載内容および順位は定期的に変わります。本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
会社設立のおすすめを比較するときによくある質問

ランキングの1位に頼めば間違いないですか
そうとは限りません。この記事の1位は6軸の合計点が最も高かったというだけで、あなたの事情に対する最適解ではありません。たとえば設立後の税務も任せたい人にとっては、設立の手数料が数千円でも設立後の受け皿がないサービスは向きません。合計点ではなく、自分が重く見る軸の点数を見てください。
合同会社なら費用はどれくらい下がりますか
登録免許税の最低額が株式会社の15万円に対して合同会社は6万円で、さらに合同会社には定款認証の手続きそのものがありません。公証人手数料と謄本代がかからないぶん、実費だけで9万円前後の差が出ます。ただし、会社形態は費用だけで決めるものではないので、取引先からの見え方や将来の資金調達も含めて比較してください。
登録免許税が半額になる制度があると聞きました
市区町村が実施する特定創業支援等事業を受けて証明書を取得すると、登録免許税の税率が0.35%になり、最低額も株式会社7.5万円・合同会社3万円に下がります。証明書は登記申請のときに添付する必要があり、あとから取得しても差額は戻りません。会社設立の日程に余裕があるなら、先に市区町村の窓口に問い合わせてみる価値があります。
自分で会社設立をするのと、代行に頼むのはどちらがおすすめですか
費用だけを見れば自分でやるほうが安く済みます。一方で、定款の記載や登記書類の作り方を調べる時間はかかります。代行の手数料が数千円から1万円程度なら、その時間を事業の準備に回すほうが合理的なこともあるでしょう。ここは金額と時間のどちらを重く見るかの問題で、一律の正解はありません。

まとめ|会社設立のおすすめは、点数ではなく優先順位で決まる

この記事では、会社設立のおすすめを6つの軸で採点し、合計60点満点のランキングにしました。上位に来たのは、手数料が明朗で、利用条件に余計な縛りがなく、登記までの日数まで公式サイトに書いてあるサービスです。
この記事で押さえたこと
- 会社設立の実費は、代行手数料が0円でも残る。登録免許税は株式会社15万円、合同会社6万円が最低額。
- 定款認証の手数料は2024年12月1日から、一定の要件を満たすと1万5,000円になった。
- 紙の定款には収入印紙4万円がかかる。電子定款なら不要。
- 「0円」は何が0円で、どんな契約が条件かをセットで読む。
- 総合1位より、自分が重く見る軸の点数を見るほうが役に立つ。
最後にもう一度だけ。ここに書いた金額と条件は2026年8月時点で確認できたものです。制度も各社の料金も変わります。気になるサービスが絞れたら、公式サイトで最新の表示を確かめ、判断に迷うところは税理士・司法書士・行政書士や所管の官庁にご相談ください。
順位よりも、あなたが何を優先するかを先に決めてください
ここまで会社設立のおすすめを6軸で採点してきましたが、いちばん大事なのは点数そのものではありません。費用を1円でも抑えたいのか、設立後の税務まで含めて任せたいのかという優先順位を先に決めることです。優先順位が決まれば、この記事の表からあなたにとってのおすすめは自然に絞り込めます。
気になるサービスが2つか3つに絞れたら、公式サイトで料金と条件をご自身の目で確かめてください。とくに「0円」の表記は、何が0円で何が別途かかるのかを読み違えると、あとから金額が変わります。判断に迷う点は、税理士や司法書士、所管の官庁に相談すると確実です。
この記事の比較が、あなたの会社設立の最初の一歩を軽くできたなら幸いです。気になった論点があれば、費用や電子定款といったカテゴリーの記事もあわせてご覧ください。
他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください
この記事のキーワードに「会社設立 おすすめ 比較」を足して検索したときに実際に出てきたサイトです。掲載の順番は優劣を示すものではありません。内容は各サイトの公開時点のものなので、料金や条件は、リンク先で最新の表示をご確認ください。
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